上野にある「したまちミュージアム」は、昔の東京の暮らしや文化について知ることができる博物館です。
「したまちミュージアムって、子どもと一緒に行って楽しめるの?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。
そこで、実際に子どもと一緒にしたまちミュージアムを訪れて、展示を見学してきました。
この記事では、したまちミュージアムの見どころや、子どもが楽しんでいた展示、実際にかかった所要時間を紹介します。
子連れで訪れて感じたことも、写真とともに紹介しているので、これから子どもと上野へ出かける方はぜひ参考にしてください。
したまちミュージアムとは?上野にある台東区の博物館
したまちミュージアムは、上野公園内にある台東区立の博物館です。

台東区を中心とした下町の文化や暮らしを紹介しており、昔の生活道具や玩具、年中行事に関する資料などを見ることができます。
館内では、昭和30年代の下町の町並みを再現した展示もあり、当時の建物や暮らしの様子を見ながら、昔の東京について学べるのが特徴です。
1階では昭和30年代の町並み、2階では下町の歴史や暮らしに関する資料、3階では企画展示や道具・玩具を体験できるコーナーなどが紹介されています。
子どもと一緒に訪れる場合は、昔の町並みを実際に見たり、生活道具や玩具に触れたりしながら、学校で習う歴史とは少し違った形で昔の暮らしを身近に感じられるのもポイントです。
場所は不忍池のすぐ横にあり、JR・東京メトロの上野駅から徒歩約5分、京成上野駅からは徒歩約3分です。

開館時間は9時30分から16時30分までで、入館は16時までとなっています。
上野動物園や国立科学博物館など、周辺の観光スポットとあわせて訪れやすい場所にあるので、子連れでの上野観光にも組み込みやすい博物館です。
では、実際に子どもと一緒にしたまちミュージアムを訪れて、どんな展示があり、子どもがどのように楽しんでいたのかを紹介します。
したまちミュージアムの見どころ|子どもと楽しめた展示
したまちミュージアムには、昔の下町の暮らしを身近に感じられる展示がいくつもあります。
実際に子どもと訪れてみると、昔の町並みを再現した展示だけでなく、今ではあまり見かけない家電や昔の玩具などにも興味を持っていました。
ここでは、実際に子どもと見学して印象に残った、したまちミュージアムの見どころを紹介します。
再現展示
したまちミュージアムの見どころのひとつが、昔の下町の暮らしを再現した展示です。

表長屋や裏長屋、長屋の間を通る路地裏、井戸などが再現されていて、昔の下町の雰囲気を感じることができます。

昔の家の中には、当時使われていた家電なども展示されていました。
子どもは、今使っているものとは形や大きさが違う炊飯器を見て、「こんなのだったの?」とびっくりしていました。

特に印象に残ったのは、長屋だけではなく、その周りの路地裏まで再現されているところです。
建物の中を見るだけではなく、長屋と路地裏を歩きながら見学できるので、昔の下町に実際に入り込んだような気分になります。

昔の暮らしを写真や資料で見るだけではなく、町並みそのものを体感できるのが、したまちミュージアムならではの見どころだと感じました。
常設展示
2階には、下町の歴史や暮らしに関する常設展示があります。

紙芝居の様子がわかるジオラマがあり、当時の雰囲気をイメージしやすいです。

昔の生活で使われていた道具などが展示されていて、子どもにとっては「今のものと何が違うの?」と比べながら見るのも楽しそうでした。

なかでも子どもが喜んでいたのが、公衆電話です。

公衆電話を見て、映画「となりのトトロ」に出てきたものだと気づき、嬉しそうにしていました。
白黒テレビや昔の冷蔵庫も、今の家にあるものとはかなり違います。

子どもは「今のテレビや冷蔵庫より小さい!」と興味津々で眺めていました。

普段使っている家電と比べながら見ることで、昔の暮らしと今の暮らしの違いを自然に感じられたようです。
玩具の展示
3階には、昔の玩具や道具を実際に触って遊べるコーナーがあります。

けん玉やお手玉、風呂敷、そろばんなど、今の子どもにはあまり馴染みのないものもあり、実際に手に取って遊ぶことができます。

我が家が訪れたときは、スタッフの方が遊び方を教えてくれました。

最初は遊び方が分からなかったものも、教えてもらうと子どもは何度も挑戦していました。
特に、昔の玩具を実際に触って遊べたことが楽しかったようで、展示を見るだけのときよりも長く遊んでいました。

昔の暮らしを「見る」だけではなく、玩具を実際に触って遊びながら知ることができるので、子どもと一緒に訪れるならぜひ立ち寄りたいコーナーです。
したまちミュージアムを子連れで見学したレビュー
したまちミュージアムを実際に子どもと訪れてみて感じたのは、昔の暮らしをただ見て学ぶだけではなく、映像を見たり、昔の玩具で遊んだりしながら楽しめる博物館だったということです。
特に、子どもが興味を持って見ていた展示や、実際に体験できたものは印象に残りました。
ここでは、子どもと一緒に見学して分かったことを、実際の様子とともに紹介します。
子どもが楽しんでいたポイント
見どころで紹介した展示以外にも、子どもが興味を持って見ていたものがありました。
そのひとつが、1階にある金杉通りの映像展示です。

アニメーションを使って金杉通りの様子を再現した映像で、朝・昼・晩と時間が移り変わり、それぞれの時間帯の通りの様子を見ることができます。
子どもは映像をじっくり眺めながら、「朝は屋台が通ってる。夜は酔っぱらいが歩いているね」と話していました。
時間帯によって人の動きや町の雰囲気が変わるので、昔の下町の一日の様子をイメージしやすかったようです。
また、私たちが訪れたときには、特別講演として紙芝居師の方による紙芝居の上演もありました。
3つの演目があり、昔の紙芝居で使われていた道具や、実際に紙芝居を読む様子を見ることができました。
紙芝居を見ていると、昔の子どもたちがこうして集まって話を聞いていたのかなと想像でき、まるで当時の子どもになったような気分で楽しめました。
子どもも紙芝居を気に入ったようで、家に帰ってからも、演目の中で気に入った話を何度も話していました。
このように、したまちミュージアムには実際に見たり、聞いたり、触ったりできる展示があります。

特に1階と3階には体験を伴う展示があったので、本や写真だけで昔の暮らしを学ぶよりも印象に残りやすかったように感じます。
「昔はこうだった」と言葉で説明するよりも、実際の展示や映像、昔の玩具を通して見るほうが子どもにも伝わりやすく、良い経験になりました。
大人が見ても興味深かったポイント
したまちミュージアムは子どもだけが楽しむ場所ではなく、大人も昔の暮らしを知りながら楽しめる博物館でした。

特に、長屋や路地裏を再現した展示は、昔の下町の雰囲気が細かく再現されていて、大人が見ても興味深いものでした。
普段何気なく使っている家電や電話なども、昔のものと現在のものを比べてみると、形や大きさ、使い方などに大きな違いがあります。
「昔の冷蔵庫は今より小さいね」「昔はこういう電話を使っていたんだね」など、展示をきっかけに子どもと会話できたのもよかったところです。

子どもに昔の暮らしを教えるというより、一緒に展示を見ながら「今と昔はこんなに違うんだね」と話せるので、親子で楽しみながら見学できました。
子連れで訪れて分かったこと
実際に子どもと訪れてみて、したまちミュージアムは子連れでも見学しやすい博物館だと感じました。
その理由のひとつが、見るだけではなく、映像を見たり、昔の玩具で遊んだり、紙芝居を見たりと、体験を伴う展示があったことです。
博物館というと、展示品を静かに見る時間が長く、子どもが途中で飽きてしまうこともあります。
一方、したまちミュージアムでは展示内容に変化があるので、子どもも興味を持ちながら見学できました。
また、休日に訪れましたが、館内は混雑しておらず、展示を一つひとつ見ながらゆっくり見学できました。
子どもの年齢によっても楽しみ方は変わると思いますが、特に小学3年生以上の子どもなら、より興味を持って見学できるのではないかと思います。
小学3年生の社会では、昔の人々の暮らしについて学ぶ機会があります。
実際に昔の家や道具、玩具などを見ることで、学校で習う内容をより具体的にイメージできます。

我が家の場合も、子どもが「昔はこんなものを使っていたんだ」と実物を見ながら興味を持っていたので、単なる観光だけではなく、昔の暮らしを学ぶ機会にもなりました。
子どもと上野周辺を訪れる際に、楽しみながら昔の暮らしについて学べる場所を探しているなら、したまちミュージアムは立ち寄ってみる価値のあるスポットだと感じました。
したまちミュージアムの所要時間は?子連れで実際にかかった時間
したまちミュージアムの所要時間は、展示をどのくらいじっくり見るかによって変わります。
実際に子どもと一緒に見学した経験をもとに所要時間や周辺観光スポットと組み合わせる場合をご紹介します。
実際に見学した所要時間
我が家は子どもと一緒に、展示を一つひとつ見ながら見学しました。
昔の下町を再現した展示を見たり、2階の常設展示を見たり、3階で昔の玩具を実際に触って遊んだりしたため、短時間で館内を一周するというより、気になる展示で立ち止まりながら見学しました。
特に3階の玩具コーナーでは、スタッフの方に遊び方を教えてもらいながら、子どもが何度も遊んでいました。
そのため、子どもと一緒に訪れる場合は、展示を見るだけでなく、体験する時間も含めて余裕を持っておくのがおすすめです。
目安としては、
- 展示を中心にざっと見るなら30分程度
- 子どもと展示を見ながら体験も楽しむなら1時間程度
を考えておくとよいと思います。
また、特別講演やイベントなどが開催されている場合は、その時間もプラスして考えておくと安心です。
上野周辺の観光と組み合わせる場合
したまちミュージアムは、上野周辺の観光スポットと組み合わせて訪れやすい場所にあります。
我が家のように子どもと一緒にじっくり見学する場合でも、1時間程度を目安にしておけば、その前後に別の観光スポットを組み込みやすいでしょう。
上野には子どもと楽しめるスポットがいくつもあるので、したまちミュージアムだけを目的にするのではなく、周辺の観光と組み合わせるのもおすすめです。
上野動物園とあわせて訪れる
動物が好きな子どもなら、したまちミュージアムと上野動物園を組み合わせるのもおすすめです。
実際に子連れで上野動物園を訪れた様子は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
国立科学博物館とあわせて訪れる
科学や生き物に興味のある子どもなら、国立科学博物館と組み合わせるのもよいでしょう。
したまちミュージアムでは昔の暮らしや下町の文化を、国立科学博物館では自然や科学について学べるので、テーマの違う博物館を続けて楽しむことができます。
こちらも実際に子連れで訪れた様子を別の記事で紹介しています。
したまちミュージアムは子連れのお出かけにおすすめ?
実際に子どもとしたまちミュージアムを訪れてみて、昔の暮らしや歴史に興味を持ち始めた子どもなら、楽しみながら見学しやすい場所だと感じました。
特に、次のような子どもなら、より興味を持って見学できると思います。
- 昔の暮らしや歴史に興味がある子
- 博物館や展示を見るのが好きな子
- 昔の家電や道具など、今とは違うものを見るのが好きな子
- 小学校の授業で昔の暮らしについて習った子
- 上野周辺で短時間でも立ち寄れるスポットを探している家族
したまちミュージアムには、昔の町並みを再現した展示だけでなく、映像展示や昔の玩具を実際に触って遊べるコーナーもあります。
そのため、展示を見て回るだけの博物館よりも、子どもが興味を持つきっかけが多いと感じました。
我が家の場合は、昔の家電を見て今のものとの違いに驚いたり、金杉通りの映像を楽しそうに眺めたり、昔の玩具で何度も遊んだりしていました。
また、小学3年生では昔の暮らしについて学ぶため、学校で習った内容を実際の展示で見ることで、より理解しやすくなると思います。
一方で、歴史や昔の暮らしにあまり興味がない子の場合は、展示を見るだけだと少し物足りなく感じる可能性もあります。その場合は、玩具の体験コーナーやイベントなどと組み合わせて訪れると楽しみやすいでしょう。
上野動物園や国立科学博物館など、周辺には子どもと楽しめるスポットもあるので、したまちミュージアムだけを目的にするのではなく、上野観光の途中に立ち寄るのもおすすめです。
「歴史を勉強するために行く」というより、昔の町並みを見たり、昔の道具に触れたりしながら、親子で「昔はこんな暮らしだったんだね」と会話を楽しめる場所と考えると、子連れでも訪れやすいと思います。
子どもとの上野観光におすすめの旅育スポットを紹介
したまちミュージアムのように、子どもと一緒に楽しみながら昔の暮らしや文化について学べる場所は、旅育にもぴったりです。
実際に訪れてみると、展示を見ながら「昔の電話は今と違うね」「昔の家電は小さいね」など、子どもと自然に会話することができました。
学校で習ったことを実際の展示で見たり、普段は触れる機会のない昔の玩具で遊んだりすることで、旅行先での体験が学びにつながるのも、旅育の楽しさだと思います。
「子どもとの旅行で、遊ぶだけでなく学びにつながる場所にも行ってみたい」という方は、旅先選びの参考にできるガイドブックをチェックしてみてください。
全国の子ども向け旅育スポットが紹介されているので、次の家族旅行やお出かけ先を探すときにも役立ちます。
こどもの知的好奇心がすくすく育つ学びスポット(東京周辺版)
脳医学者・瀧靖之先生監修のもと、子供の知的好奇心を刺激する89の博物館・動物園・科学館などの学びスポットをジャンル別に厳選して紹介するガイドブック。
施設ごとに、知的好奇心から育つ力(思考力・洞察力など)をアイコンで示し、親子で訪れた際の問いかけポイントや施設データ(授乳室・ベビーカー情報など)も充実しています。
子供が興味を持つテーマ「動物」、「昆虫」、「宇宙」、「乗り物」などに分けて施設が紹介されているところが面白く、子供にぴったりの施設を選ぶのに便利です。
関西版もあります。
なぜ?考える力がつく東京科学館めぐり
東京にある科学館について、展示の見どころ紹介に加え、観察のポイントや考えるための問い、簡単な実験、親子での対話例を掲載しています。
年齢別の楽しみ方やモデルコースもありますので、初めて行く時は事前に読んでから行くと、回るポイントを押えやすいです。
本のタイトルは科学館めぐりなのですが、広い意味での「科学」を扱っているた
まとめ|したまちミュージアムは子連れでも楽しめる博物館
したまちミュージアムを実際に子どもと訪れてみると、昔の暮らしや下町の文化を楽しみながら学べる博物館でした。
昔の町並みを再現した展示や、昔の家電などの常設展示のほか、昔の玩具で遊べる体験コーナーもあり、子どもも興味を持って見学していました。
所要時間は、展示をざっと見るなら30分程度、子どもと体験しながらじっくり見るなら1時間程度が目安です。
上野動物園や国立科学博物館など、周辺の観光スポットと組み合わせて訪れることもできるので、子どもとの上野観光に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。



